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サイコパス

二期始まるから一期を見てたんだけど、想像してたよりはるかに面白くて余韻強いからちょっと感想書こうと思った。これから見る人は注意。俺は最初単純に犯罪者倒していくだけのアニメだと思ってたけど、いい意味ですごい期待を裏切られた。

哲学ちっくなの好きな人は絶対見たほうがいい。

とりあえず終わりまで見て思ったのが「二期やるらしいけど一期だけで十分作品としてはきれいにまとまって完結してるな。」って感想。

中盤のキャラ同士のやりとりや、会話もかなり好きだけど、そんなことは見たら誰でもわかるから最終的な俺の解釈を書いていく。

見終わったときに思ったのがヘーゲルの弁証法的な考え方が作品の軸になってるのかと思った。関係ないけど、この作品だけじゃなくて他の作品でもよくあるけど、何か難しいこと言うときに書籍の著者の名前とか哲学者の名前を言うのって何の意味もないよね。私知識ありますアピールにしかならない気がする。雰囲気かっこいいから俺も真似してみるけど。

もちろんシビラシステムの概念等を考えると色んな哲学者の考え方等が混在した作品ではあるけど、わかりやすくいえば物語はテーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼの3つを根幹において作られてる。

テーゼって言うのはあるひとつの命題って意味なんだけど、アンチテーゼはそれに対する命題。わかりやすくいうとテーゼの欠陥を示すところ。ジンテーゼってのはアンチテーゼの欠陥をカバーすることによってテーゼを完璧な物にしたものってこと。最後のタイトルの完璧な世界ってのがジンテーゼにあたるのかな?これはニュアンス的に皮肉とも捉えられるから違う気もする。

まずこの作品のテーゼにあたる、シビラシステムが人間の脳の集合体だったってのも個人的にはかなり好き。シビラシステムは神のポジションであることが考えられて、作中で神は人間を自分に似せて作ったとか言ってたから、神が完全に機械でできてたとしたらまずこの話の根本から変わってくる。

それでアンチテーゼは槙島。

槙島はアンチテーゼでありながら、自分がアンチテーゼであることを自覚していたし、ジンテーゼを求めていた。だからシビラシステムにならないかと言われた時に断った。ジンテーゼを求めるためにはアンチテーゼが必要であると思っているから。

最後に狡噛に殺されることを受け入れたのは、自分が死んでも狡噛かアカネがアンチテーゼになると思えたから。そして人と人とのつながりにこそジンテーゼが導かれると思っていた槙島は、当然自分自身も人とのつながりを期待していたから、狡噛との関係性そのものに報われたんだろうな。そこで槙島の人としての欲は満たされたように思える。だからアンチテーゼとしての役割としても、単純な個としての自分自身の生きる希望も達成されたから死んでもいいと思えたのかも。

アカネを銃で撃とうとしてやめたのは、これは俺の妄想だけど、アカネが自分を殺す目的で来たわけじゃないと察したからかな。リボルバーの弾を使い切ってることを知って、友人の復讐の為に殺しに来たわけではいことを知ったから。アカネも善意思ある行動によってここに来たのではないかと察したからかな。だから槙島にとって、そこからアカネが希望になったのかも。

作中で明確にジンテーゼを弁証できてはいないけど、狡噛とアカネが槙島を追いかけてるときのやりとりとか、最後の新人が来たときのやりとりを見ると、アカネが持つ善意思のつながり、その意思を次につないでいくことがジンテーゼになるってことかな。

設定とか雰囲気だけでも十分面白いけど、結構な壮大なテーマをしっかりわかりやすく盛り込んでるから結構な良作に思える。まどマギも根本はこれと似てるね。

哲学で言うところの正義ってのは結論としてはバランスを保つことなんだよね。いろんなこと考えてみんないろいろあーでもないこうでもないって正義を模索したけど、近代哲学者がとりあえず出した答えは世界のバランスを保つこと。

まあざっくり言えば秩序を守るってことで、サイコパスの作中のシビラシステムってのは哲学史の中で言うと神様にあたるわけだけれども、現実の神様もシビラシステムの言うように完全ではない。

日本人は割りと恵まれてるし、それなりの秩序の中で生きていられるから宗教に関しては疎いと思うけど、そうでもない国からしたら宗教は生きていく上で絶対に必要なもので神様はいないと困るんだよね。

日本人も明日生きて、明後日も来週も来月も来年も生きて普通に生活できてるって希望がなければ生きていけないのと同じように、そういうレベルの希望すらない国の人々はどれだけ怪しいものでも神様の存在がいないと生きて行くことができない。死んだ後幸せになるとか言うふざけた話でも、自分の存在に意味があるって事を自覚できないと人間は生きていけないんだよね。

もっとわかりやすく言うと、家族を養うとかじゃなくても「俺がいないと会社の誰かが困る。」とかそんな理由でもクソ眠くても朝早くから出勤するでしょ。それと同じだね。他人のためにってとこに存在意義を見出して自分を生かしてる。

だからそんなものもない人たちは神様とか宗教ってのは絶対に必要であって、完全な存在じゃないといけない。

サイコパスの中でシビラシステムは、ぱっと見どちらかと言えば悪者であるように思われるけど、アカネとシビラの会話からもわかるように絶対に必要な”正義であろうとする”存在なんだよね。だから完全であり続けなくてはならない。

でも結局神様ってのは人間の作り出した幻想であることに変わりはないんだよね。信じている時点で存在しているとも言えるけど、でもやっぱり実体がないわけだから完全じゃない。万人が信じられない以上幻想にすぎない。

だからそれより先が必要になる。人間が人間同士のつながりによって導き出した法や、答えによって完璧な秩序、正義を見出さなければいけない。全員がそれは間違いないって信じて、それに沿って生きていける概念が必要になる。それがジンテーゼで、まあ当たり前だけど、その答えをはっきり明記することなんて現代の人間は誰にもできないから、意思をつなぐことによって次世代に賭けようってのがサイコパスの最後の感じかな。投げっぱなし感はあるけど、ジンテーゼなんて一生存在しないだろうし、その意思のつながり自体が答えであるようにも思える。

ソクラテスはじめ色んな哲学者がずっと言ってきたことだけど、全ての答えは人と人のつながりでしか導き出されないんですな~。だから人間はそれぞれが尊い。でもこれくらいの事も考えられない、なんの思考能力もない人間はやっぱり話す価値もない豚以下かな~w

まあ最後にキャラ保ったし、こんな感じでサイコパスは一期だけでかなりのレベルの完成度になってると俺は捉えたから、二期はどうなるんだろうって感じですな~。楽しみな反面怖くもありますね~。

俺もシビラに将来決めてもらいて~w
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